妊活において、体重やBMI(体格指数)は妊娠率に大きく影響を与える重要な要素です。適正な体重を維持することで、ホルモンバランスが整い、妊娠しやすい体を作ることができます。
1. BMIとは?
BMI(Body Mass Index)は、身長と体重から算出される指標で、以下の計算式で求められます。
BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)²
日本では、以下の基準が一般的です。
・18.5未満:低体重
・18.5~24.9:普通体重
・25.0以上:肥満
2. BMIと妊娠率の関係
① 低体重(BMI 18.5未満)の影響
・ホルモンバランスが崩れ、排卵障害を引き起こす可能性がある。
・生理不順になりやすく、妊娠のタイミングが取りづらくなる。
・体脂肪が少ないと、妊娠維持に必要なホルモンが不足することも。
② 適正体重(BMI 18.5~24.9)のメリット
・ホルモンバランスが整い、排卵がスムーズに行われる。
・妊娠率が最も高く、健康的な妊娠・出産が期待できる。
③ 肥満(BMI 25.0以上)の影響
・インスリン抵抗性が高まり、排卵障害や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を引き起こしやすい。
・子宮内膜の状態が悪化し、受精卵の着床が難しくなることも。
・妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが上がる。
3. 妊娠しやすい体を作るためのポイント
① バランスの取れた食事を心がける
・栄養バランスを意識し、極端なダイエットは避ける。
・たんぱく質・ビタミン・ミネラルをしっかり摂取。
② 適度な運動を取り入れる
・軽い有酸素運動やヨガを習慣にする。
・筋力をつけて基礎代謝を上げ、健康的な体重を維持。
③ ストレスを溜めない工夫をする
・睡眠をしっかり取り、リラックスできる時間を確保。
・妊活のプレッシャーを感じすぎず、パートナーと協力して取り組む。
まとめ
適正なBMIを維持することは、妊娠率の向上につながります。痩せすぎや肥満はホルモンバランスを崩し、排卵や妊娠のしやすさに影響を及ぼすため、日々の食事や運動を意識しながら、無理のない範囲で健康的な体づくりを行いましょう。妊活は心身の健康が大切です。焦らず、自分に合った方法で取り組むことが、妊娠への近道となります。